《GoToトラベル》山形・庄内地方2泊4日ひとり旅
GoToキャンペーン初利用
妄想中だったときの旅行計画はこんな感じ。
https://chikyutekuteku.hatenablog.com/entry/2020/10/06/001919
正直、最初は目的のホテルに泊まれれば…程度だったのですが、
想像以上に楽しくて、歩き回っちゃいました!
雲の上をさんぽ
久しぶりの空の旅。
びっっっしりと敷き詰められた雲。
その上をおさんぽしている感覚になります。
やっぱり飛行機はいいな〜
フライトは1時間ほど、実質空の上にいたのは30分ほどの感覚で庄内空港に到着です。
ターミナルビルを出るとすぐに、バスが2台停まっていました。
飛行機の座席が前方だったので、かなり早めに外に出たと思いますが、
タクシーは1台か2台くらいしかいなかった印象。
今日は鶴岡市行きのバスに乗ります。
ターミナルの人がはけたのを見計らって、バスは17:30ごろ発車。
20分ほどバスに揺られて、サイエンスパークという停留所で降りると、目の前が…
SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE
ここここ!
今回の旅の目玉。
水田の上に建つデザイナーズホテル。
エントランスを入るとすぐに階段を上がって、
目に前のフロントでチェックインです。
マスクをしていても木の香りがします。
いい気持ち〜
迷路のような廊下を抜けて
半分迷いつつお部屋へ。
ベットは縦にも横にも眠れるダブルのお部屋。
温泉やライブラリーもゆっくり楽しみたいけど、お腹が空いたので、
フロントでいただいた地域共通クーポン2,000円分を持って部屋を出ます。
ホテルのレストランは長蛇の列だったので、
Google mapで見つけたとんかつ屋さんに向かいました。
ホテルを出て左方向。バスできた大通りに出て、ファミリーマート側に道を渡って右折、
駅方面に通りをまっすぐ10分ほど歩いて、地元の高校のある十字路をまっすぐ渡って進むと、左手側にひろーい駐車場と、スーパーやダイソーなどが集まった一角があり、
そこの中に「平田牧場とん七」というとんかつ屋さんもあります。
名前のとおり、牧場直営のとんかつ屋さんのようです。
金曜日の夜でほぼ満席でしたが、広めのカウンター席もあっておひとり様でも入りやすい感じ。
この日は彩り御膳をヒレかつメインでいただきました。
ヒレかつはちょっと硬めな気がしましたが、
御膳の一品であるひと口メンチかつは口に入れた瞬間、ふわっと甘めのお肉の風味がして、
思いがけず一番おいしいと感じたメニューでした。
ご飯やキャベツはおかわり自由、デザートのアイスもついて1,800円。
地域共通クーポンを1,000円分使わせていただいたので、お得感満点の晩ごはんでした!
お風呂は…
ホテルに戻って、今度は楽しみにしていた温泉の時間。
今年8月に女性用の露天風呂ができたばかりとのことで、海のインフィニティプールならぬ、
水田のインフィニティ風呂を楽しめました。
お風呂のデザインもとにかくおしゃれで、
水のはられた水田やそれに映る逆さホテルの眺めだけでなく、
ホテルの建築を見ながらでも温泉を楽しめます。
そのあとは、ライブラリーをのぞいて藤沢周平さん関係の本を借りてお部屋で読書しつつ就寝。
この本には井上ひさしさんが書いた「蝉しぐれ」作中の海坂藩の地図があって、
鶴岡城跡や市内地図と見比べて考えると面白かったです。
明日あさって、鶴岡市内を歩くときの参考にしよう…
2日目
朝ごはんはお盆でごはんのスタイル。
お米は山形の新米だそうです。
お櫃の香りでちょっとお米の甘い香りが感じにくくなっている気はしましたが、
おろし納豆と一緒に美味しくいただきました。
庄内柿もあって、嬉しいな〜
外は予報どおりの雨だけど、8時くらいまでに止むらしい。
今日はこのあとどうしよう。
朝ご飯を食べて、朝風呂につかりつつ、
空模様を眺めて考えます。
今日は酒田へ行こう
よし決めた。
雨は小ぶりになってきたけど、
出羽三山神社の石畳の階段は濡れて滑りやすいはずなので、今日は酒田の町歩きをして、
夕方までに鶴岡に戻って、有名なフルーツ専門店「青森屋」のカフェでフルーツタルトを食べよう!
酒田名物というワンタンラーメンも食べたいし。
23,703歩の一日
9:30頃にホテルをチェックアウトして、
まだちょっと小雨のぱらつく中、歩いて鶴岡駅に向かいます。
昨日歩いた道を、ファミリーマートの方に渡らずにまっすぐ進んで、高校にある十字路の辺りまで行くと、右手方向に今晩泊まるスーパーホテル鶴岡の建物が見えてくるので、そこを目指して適当なとこで道を右手に入って、
まずはスーパーホテルのフロントで荷物を預かってもらいました。ここまで20分くらい。
スーパーホテルから鶴岡駅までは線路を渡って左手に線路沿いを歩いて5分ほど。
その道沿いの右手側にはエスモールというショッピングセンターの裏口があり、
庄内交通のバスターミナルも兼ねています。
あとは駅前に、小さなフードコートと数軒の飲食店が入るビル。
鶴岡駅前の施設は以上。こんな感じ。
駅前のビルの1階にある観光案内所で改めて地元の観光パンフや庄内交通のバス時刻表を手に入れて、
旅の計画を練り上げつつ酒田行きの電車を1時間ほど待ちました。
鶴岡駅から酒田駅へ
運賃は510円。
ちなみに特急電車だと20分くらいで1,000円ちょっと。バスだと80分ほどで、運賃は840円だったかな。
時間さえ合えば普通列車が一番妥当かと思います。
酒田駅に着いたのは11:30頃。
駅前は…、なんにもなーい!
そして人も歩いていない。
一緒に電車を降りた人たちは一体どこへ。
道を歩いている自分が異質な存在に思えます。笑
満月のワンタンラーメン
まずは有名な「満月」というお店のワンタンラーメンを目指します。
町に所々に地図があって、歩きやすいです。
(とにかく歩いている人は見かけないけど。汗)
「満月」本店は下の写真にある地図だと右上端の方、
新井田川の橋を渡ったあたりにあります。
通りの向かいはコープで、山居倉庫とは徒歩5分ほどの位置でした。
お店に着いたのは12:00ちょっと前。
運良くすぐに席に案内してもらえましたが、
その後は行列ができていました。
ここだけ人がたくさんいる感じ。笑
ラーメンのお出汁はあっさりめの海鮮ベース。
皮薄めのワンタンのちゅるっとした食感がたまりません。
チャーシューも美味しかった。
量は東京のラーメンと比べて多いので、女性なら麺なしのワンタンだけとか、ミニサイズでも足りるかもしれません。
満腹でお店を出て、川沿いに山居倉庫へ向かいます。
ふと後ろを振り返ると、雄大な山がどどーんとありました。鳥海山?月山?
よくわからないけど、いい気持ち。
東京は何をするにも便利で、住むのも仕事をするのも東京しかないと思っていますが、
住んでいる場所から山や海が見えるって、断然うらやましい。
白鳥が群れで飛んでくる瞬間にも出会えて、さらにいい気分。
山居倉庫
欅並木で有名な場所です。
ちょっと黄色に色づき始めた葉と黒い板張りの倉庫が、白い曇り空をバックによく映える〜 ✨
駐車場には車がたくさん停まっていましたが、
まだお昼時だったせいか人も少なめで、
ゆっくりと雰囲気を味わうことができました。
青々とした新緑の季節や、もっと葉が濃い黄色になった季節に来ても、素晴らしいんだろうなあ。
ジブリの世界
次は伝統的な吊るし飾りの傘福というものを見に、山王クラブを目指します。
歩いている途中にも昔の豪商のお屋敷があったり、奥の細道ゆかりの場所があったり、見どころは思った以上にたくさんだったのですが、
想定外に楽しかったのが街の建築。
どこも個人のお宅のようでしたが、ジブリを地でいくレトロ感というか…、(語彙力…)
とにかく惚れ惚れ。
昔、北前船の交易で栄えた豊かな町で、文化的素養が培われているんだろうなと感じました。
酒田日枝神社
そんなこんなで酒田の町を歩いていたら、
通りの奥の方にある鳥居が私を呼んでいる感じ。
山王クラブまでの道からはさらに外れてしまいますが、階段を上ってみます。
階段は「となりのトトロ」に出てくる神社さながら!
ちなみに通りにあった看板によると、映画「おくりびと」でここの鳥居をバックにしたシーンがあるらしいです。
人が全然いなくて、最初はちょっとびくびくしていたのですが、
そんなこともぱっと忘れてしまうくらい、
なんだかかっこいい!と感じる神社でした。
お詣りの間じゅう、かっこいいかっこいいと呟いていました。笑
帰りは入ってきた参道とは違う参道から随神門の方に出て、通りの向かいにある日和山公園から最上川の河口を眺めます。
最上川みたいな大河が海に注ぐ場所まで見られるなんてラッキー。
野生の勘にしたがってここまで上がってきてよかった!
山王クラブ
こちらも素敵な建物でした。
日枝神社の随神門の前を通る道を下って、左手に徒歩5分ほど。
昔は豪商の方中心の接待用のクラブだったそうで、随所で酒田の繁栄ぶりというか、儲かり様が伝わってくる感じ。
竹久夢二さんもよくいらしていたそうです。
木枠のガラス窓とお庭の緑のハーモニーが堪らない。
また、この日は2階の傘福の展示場所に舞妓さんもいらしていて、写真を撮らせていただきました。
花より団子
山王クラブを見終わった時点で時刻は14:00。
酒田には土門拳記念館や即身仏(!)、それとほかにも歴史にある素敵な建物があるようですが、
鶴岡駅前の「青森屋」というカフェの営業は、最近16:00までになることが多いそう…。
翌日は羽黒山と加茂水族館をハシゴするつもりなので、カフェに行く余裕は無いな。
というわけで、今日は花より団子ということで14:32の電車で鶴岡に戻ることに決めました‼︎
そうなると、山王クラブから酒田駅までは小走りでないと間に合わなそうな距離。
途中にも心惹かれる建物や壺焼き焼き芋なんてお店もあって、そこに引き寄せられそうになりましたが、
なんとか鶴岡方面行きの電車に間に合いました。
車窓からは山の裾野に広がる庄内平野が見えます。
もう稲刈りは終わっていたけれど、全体的に平野が黄金色な感じ。
本当に海があって山があって、果物も豊富に採れて、豊かな土地なんだなあと感じました。
青森屋のフルーツタルト
鶴岡駅に戻ったら、そのまま駅前のロータリーを出て横断歩道を渡った先にあるフルーツ専門店「青森屋」のカフェへ一直線。
7組待ち(!)でしたが、青果販売コーナーの椅子に座ってメニューを見ながら20分ほど待たせてもらい、
カフェコーナーでいちじくとザクロのタルトと紅茶のセットを頂くことができました。
ちなみに、カフェコーナーの席に座る前にオーダーとお会計を済ませるタイプにようですので、順番が来るまでにメニューを決心する必要があります。
タルトはアーモンドの風味もきいていて、でもくどくなくて、美味しかったな〜
エスモールバスターミナル
お茶のあとは温泉。
朝、荷物を預かってもらった線路の向こうにあるスーパーホテルに向かいます。
その前に駅とホテルの間にある庄内交通のエスモールバスターミナルへ寄って、
明日のために2000円の「つるおか一日乗り放題券」というバス乗り放題チケットを購入。
(この際、地域共通クーポン1,000円分を使わせていただきました。)
エスモールバスターミナルは最近改装されたのか、ガラス張りの明るい空間。
ターミナルとなっている空間には飲み物の自動販売機とお手洗いしかありませんでしたが、
建物自体は小さめながらもショッピングセンターでスーパーやドトールなどがあり、某ホテルとも連絡通路で繋がってもいるので、夜遅い夜行バスを待つ場合でも、そんなにこわくはないかもと思いました。
スーパーホテル鶴岡
朝、荷物を預かってもらったホテルにチェックインです。
お部屋は安心のスーパーホテル仕様。
もう少し駅に近いところにルートインがあり、こちらも大浴場があるということでしたが、
スーパーホテルは大浴場のお湯が温泉ということだったので、今回はこちらに決めました。
女性用大浴場は洗い場が4つの小さめなものでしたが、それでもユニットバスよりは湯船が大きいし、設備も綺麗だったし、満足満足◎
唯一、残念だったのが翌朝の朝食バイキングが、コロナの関係でお弁当に変わっていること。
ビジネスホテルでも、朝食バイキングというだけでお心躍る身としては残念。
ただ、これは時期のせいなので仕方ないですね。
芋煮と生姜焼きの晩ごはん
晩ご飯は朝、駅前ビルで見かけた「彩鶴」というお店へ。
駅に向かう途中には、JAの現役の倉庫らしいのですが、これもシビれる建物で、なかなか先に進めません。笑
「彩鶴」は立派なお店構えですが、カレー700円とか、ありがたいメニューが結構ありました。
スーパーホテルのフロントで、鶴岡では地域共通クーポンを使えるお店が少ないんですよ…という案内を聞いていたのですが、このお店は使えるし、お米も山形の新米らしいです。
この日は、山形の郷土料理だという芋煮とご飯のセットに、単品で生姜焼きをプラスしていただきました。
芋煮は里芋とこんにゃくがごろごろした豚汁って感じ。生姜焼きのお肉は厚めでボリューム満点。これで1300円。
地域共通クーポンを使わせてもらったので、現金は300円を出しただけ。お得感ハンパない。
そして夜も満腹になってお店を出たら、駅前の交差点でなんだか大きな音が。
びっくりして振り返ったら、花火が上がっていました!
なんの花火かわからないけど、さらに得した気分でホテルに戻って、23,703歩の一日が終了。
3日目 21,308歩の一日
おはようございます。
今日は羽黒山と加茂水族館をハシゴして、夜東京に帰る一日です。
車なしの身なので、バスの時間に支配された一日とも言えそう。
まずは朝起きて鶴岡公園へ。
鶴岡藩のお城跡が公園になっているそう。
私にとっては海坂藩のお城跡っていう感じかな。
7:00過ぎにホテルを出たら線路を渡って道をまっすぐ進んで、2つ目の信号を右折、そうすると左手にスタバにある交差点に出るので、そこを左折。
ていうかドライブスルーのあるスタバって初めて見た。
ついつい店内に入ってコーヒーを買ってしまいました。
コーヒーを片手にお店を出たら、スタバの奥に見える大きな建物(病院)の方へ進みます。
道沿いの家家のお庭にある柿がたわわになっていて、秋の情緒たっぷり。
そのまま病院の前を通り過ぎて、道なりにまっすぐ歩き続けると、右手にお堀が見えてきます。
そこが鶴岡公園。
紅葉にはまだちょっと早かったですが、
のんびりとお堀を眺めながらコーヒーをいただいて、江戸時代この地を治めていた酒井氏の歴代藩主を祀ったという荘内神社にお詣り。
コロナ対策でお手水はできないのですが、その代わり花手水にしてあって、素敵でした。
荘内神社の向かいは藤沢周平記念館、そのほかにも大宝館や致道館博物館といった歴史的建築が並んでいますが、時間が早かったのでどこも中には入れず。
ただ、藤沢周平さんの作品を紹介する案内板が所々にあって、いろいろな物語のエピソードを思い出しながら歩けて、個人的にはすごく楽しい時間でした。
さてここからが昨日買っておいた2000円の庄内交通バスの「つるおか一日乗り放題券」の出番。
鶴岡駅から鶴岡公園までは歩いて20分くらいかかり、出羽山を登る前に体力は温存しておきたいので、鶴岡公園前の停留所からエスモールまで戻る朝一番のバスに乗ります。
ちなみにこの1日乗車券は区間によって500円と、1000円のものもあります。
2000円分のものは、羽黒山や月山の方面、また加茂水族館や湯浜温泉方面まで、何度でもバスに乗り放題のチケット。
鶴岡駅から出羽三山神社に続く羽黒随神門や羽黒山頂駅まで行くと片道1000円以上なので、まさに今日の私のためにあるようなチケットです。
バスに乗れば、鶴岡公園からエスモールまでは10分ほどで到着。
緊張の行程の始まり〜
鶴岡公園からホテルに戻って、お弁当に朝ごはんをいただいて、9:30頃ホテルをチェックアウト。
荷物はまたフロントに預かってもらいます。
羽黒山と加茂水族館をハシゴして、17:00頃ここで荷物をピックアップして、17:20エスモール発の仙台行きのバスに乗らなきゃ東京に帰れません。
すべては庄内交通のバスと、自分の足にかかっています。笑
バスの時刻表を握りしめて、緊張の日程の始まりだ〜
羽黒山
9:40エスモール発のバスに45分ほど揺られて、羽黒随神門という停留所でバスを降ります。
羽黒山頂まで行くとすぐ出羽三山神社に着くみたいだけど、緑のマイナスイオンを浴びたいので羽黒随神門から神社に続く石段を上がることにしました。
ただ、11:52羽黒山頂発鶴岡駅行きのバスに乗らないといけないので、1時間ちょっとで石段を上がって、途中のお茶屋さんでお餅を食べて(これはデフォルト)、神社でお詣りも済ませないといけません。
自分で立てた計画とはいえ、超ハードw
羽黒五重塔
頑張るぞ〜といことで随神門をくぐったらいきなり下りの階段。
拍子抜けな感じだけど、反対方向から歩いてきて階段を登っている皆さんは息を切らしています。
これはこの先、なかなかの道のりなんじゃ…。
不安を感じつつ、昔は神社のお参りの際の禊に使われていたという滝を横目に、10分ほど歩いて、楽しみにしていた五重塔とご対面。
緑と木漏れ日と建築のハーモニーがなんとも言えない…
言葉にできないけど、すごく好きな眺め。
石畳も好き。だけど…
本当はもっと塔を眺めていたいけど、後が詰まっているので先へ。
ここから本格的なというか、この参道で一番つらい勾配が始まるらしいです。
石畳と緑のハーモニーも好きな景色だけれど、
勾配は急だし、石畳の階段の幅は狭いので、足元を見ていないと危ない。
これは雨に降っていない今日来て正解だけど、
ゆっくりマイナスイオンを味わう余裕はなし。
久々に本気でぜいぜい、心拍数ばくばくで、次の目標の「ニノ坂茶屋」に到着。
力餅とお抹茶のセット600円をください!
お茶屋さんでは眺めのいい席に座らせていただきました。
今日はお天気がいいらしく、遠くに酒田の町と海が見えるような…
と思いながら、きな粉とあんこのかかったお餅を手早くいただきます。
出羽三山神社
お茶屋さんを出て、神社へ向かいます。
お茶屋さんの前の勾配が一番の難所と聞いていましたが、山頂直前もなかなか…。
勾配が急だし、立ち止まって休むスペースもないので、ほぼノンストップで幅の狭い階段を上がらなくてはいけない感じ。
そういえば山道の石畳には18個くらい絵があって、全部見つけると幸せになれると言われているとのことで、探してみようと思っていたのに、そんなことすっかり忘れてしまうくらい、必死でした。
随神門から石畳の階段を1時間きっちり上がって、羽黒山頂の出羽三山神社に到着。
残念ながらお社は茅葺きの葺き替え作業で覆いがかかっていましたが、ありがたくお詣り。
だってここにお詣りすれば、湯殿山と月山にもお詣りしたことになるらしいんだもん。
おみくじも引かせてもらったら大吉で、いい気分で出羽山頂のバス停へ。
バスはもう停まって発車を待っていますが、
出店で売られている玉こんにゃく串のいい香りが…。
こんにゃくは0キロカロリーということで、買って一気に食べちゃいました。
加茂水族館へ
11:55羽黒山頂発のバスに乗って、12:47エスモール着、
ここで13:00エスモール発の湯野浜温泉行きのバスに乗り換えて、加茂水族館へ向かいます。
お昼ごはんを食べる時間はありませんでしたが、ここでならお手洗い休憩もできるし、始発なので必ず座って加茂水族館まで向かえます。
実は羽黒山頂から同じバスに乗って、鶴岡市内で降りたグループが、同じバス停で私の乗った加茂水族館方面行きのバスに乗り込んできて、私と同じで羽黒山と加茂水族館のハシゴをしてるんだな〜と思いましたが、お手洗いのことを考えると、終点・始発のエスモールまで行くのがおすすめです。
加茂水族館には予定時刻どおり、13:40頃到着。
入口には検温を受けるための行列が。
やっぱり人気なんですね〜。
入口を抜けるとすぐにレストランがありましたが、そこまでお腹が空いていなかったので(当然)、そのまま展示スペースに進みます。
お魚やタコの展示をいくつか見た後は、めくるめくクラゲの世界…
なんだかほわわわ〜んとした気分になって、この水族館のハイライトのクラゲドームまでついたところで、時刻は入館から30分ほど経ったところ。
さて、このあとはもう一度展示をゆっくり見直すか、レストランでお昼ごはんでも食べるか…と迷いましたが、どちらにしても当初乗ろうと思っていた16:10のバスまでは時間を持て余しそうな印象…。
というわけで、我ながらせっかちだと思いますが、急きょ14:25のバスで鶴岡駅に戻ることにします!
モンブランパルフェ
鶴岡市内と加茂水族館の間には庄内観光物産館という所があり、HPを見ると地元の海産物や農産物はもちろん、ラーメンを食べられそうなブースもあるようなのですが、バスの時刻表を見ると、鶴岡市内に戻るバスは、今乗っているバスの後は16:10加茂水族館発のバスまでないようなので、残念ながら今回はスルー。
15:00に鶴岡駅前でバスを降ります。
朝からほぼノンストップで動いて、さすがにお腹が空いてきたので、お茶しよう。
昨日の「青森屋」さん再訪も考えましたが、秋の味覚を味わおうということで、鶴岡駅前のビルで見かけたモンブランパルフェのお店に入ってみました。
これが結構なボリュームで(嬉しいけど)、今年のモンブラン欲を3回分くらい満たしてくれた感じ。
ゆっくり栗やわらび餅の入ったパルフェを味わって、17:20エスモール発仙台行きのバスに乗るまでの計画を考えます。
たとえばこの後、スーパホテルで荷物をピックアップして16:00発湯野浜温泉行きのバスに乗って、さっきスルーした庄内観光物産館でバスを降りれば、17:32に観光物産館で仙台行きの高速バスに乗ることもできるけど、このモンブランパルフェのあとにラーメンはまずい。
モンブランパルフェのカロリーを少しでもなかったことにすべく、自分の足で歩いてもう一度駅から鶴岡公園周辺をお散歩することにします。
致道館
鶴岡駅前のビルを出て、信号を渡って「青森屋」さんの前を通り過ぎてまっすぐ。
山王日枝神社の角を右に入って、内川という小さな川の橋の手前をまた右に入って川沿いに歩くと、右手側が旧風間家住宅の丙申堂や鶴岡カトリック教会天主堂のあるエリア。
ちなみに内川は、昔鶴岡城の外堀代わりに使われていたとか、どこかで読んだ気もします。
海坂藩、もとい鶴岡藩の城下町を歩いている気分で、鶴岡藩校だった致道館に到着。
閉館10分前でしたが、気持ちよく中に入れていただけました。
ありがたい。しかも入館料無料!
駆け足で展示を見させていただきましたが、鶴岡藩の酒井のお殿様たちは名君が多かったみたい。
明治の時代になって荘内神社を創建して祀られるほど、領民の皆さんから慕われていたんですね。
さーて、これで鶴岡市内観光も終了。
スーパホテルで荷物をピックアップして、17:20エスモール発仙台行きのバスに乗ります。
鶴岡も酒田も、想像以上に楽しかったし、美味しかった!
ありがとう、庄内地方!また来ます‼︎
ただいま
ちなみに今回、東京までの戻りのルートはすごく迷いましたが、20:00過ぎに仙台に着いた後は、23:30仙台駅発の夜行バスで東京に戻りました。
バスタ新宿に着いたのは、翌朝の5:40頃。
夜行バスに乗る前にマンガ喫茶でシャワーを浴びていたので、バスタ新宿から家に戻ったら顔を洗ってメイクをして、そのまま出勤できました。
体力的にまだ夜行バスに耐えられそうなことがわかったので、今後活用しよう。笑
庄内地方2泊4日ひとり旅
- 交通費 ¥18,460
- 宿泊代(gotoトラベル割引価格) ¥15,113
- その他(食事、入館料、漫画喫茶代) ¥10,817
- 地域共通クーポン -¥3,000円
- てくてく度 🐾🐾🐾
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!