《2019年夏休み》カナダ・イエローナイフ3泊5日
死ぬ前にオーロラを見てみたい
ハハにそう言われて、ツアーを探していました。
オーロラといえば寒い季節、寒い場所というイメージしかなくて、
年末年始の旅行で大金が飛んでいくなと覚悟していたのですが…
オーロラは1年中見られる!
意外、そして感動なことに、
9月のカナダ・イエローナイフのオーロラツアーを見つけた!
オーロラって寒くなくても見られるんだ!
しかもツアー代金はJTB旅物語のツアーで、3泊5日で17万円くらい。
2019年の夏休みはこれで決まり‼︎
紅葉のイエローナイフ
成田をお昼前に離陸、カナダ現地時間の朝、バンクーバーで乗り継ぎをして、イエローナイフに到着したのは、ツアー2日目、現地時間の15:00頃。
9月の日本はまだ残暑が厳しかったけど、
イエローナイフはしっかり紅葉が始まっていて、早速、小さな空港ターミナルでキャリーケースを開けて、モッズコートを羽織ります。
そのあと、専用バスでホテルへ。
到着した時のお天気は曇りで小雨もぱらぱら。
今晩、オーロラ見えるかな…
ホテルはオーロラ鑑賞仕様
ホテルは空港から車で15分ほど、イエローナイフの町のはずれにあるChateau Nova Yellowknifeというホテルでした。
一見するとプレハブ建てのような簡素な建物の印象でしたが、ロビーに暖炉があり、エレベーターもしっかり2機ありました。
ツインのお部屋には冷蔵庫、ケトルのほかに電子レンジや食器類が充実していて、
夜中のオーロラ鑑賞のために不規則な生活になりがちな宿泊客が、お部屋で食事を取りやすいような配慮がされています。
バスルームにはバスタブもあって冷えた身体を暖められるようになっていました。
同じツアーの方で、オーロラ鑑賞から戻った後はお湯の出がよくないとおっしゃっている方がいましたが、個人的には朝、お風呂に入っていたので、問題は感じませんでした。
ツアーの添乗員さんもイエローナイフの中でもいいホテルだと言っていて、コスパのいいホテルに泊まれたと思っています。
グルメは…
基本的にはホテルでブランチと夕食、
そしてオーロラ鑑賞中の夜中に軽食の提供がありましたが、正直、グルメは二の次といった感じでした。
イエローナイフ到着日の夕食は自由行動で、ホテル内のレストランで食事することもできましたが、私たち家族は外へ。
ホテルから徒歩15分ほどの距離にあったバッファローのお肉で作った餃子を出すCoyote's Bistro on Franklinという地元のレストランに行ってみました。
頼んだものは、左下の写真のステーキサンドとバッファロー餃子、あと、サラダも頼んだかな。どれも結構なボリューム。
バッファロー餃子の写真はありませんが、外見は普通の水餃子。
酢醤油のようなタレでいただくと、つなぎのお野菜はない感じで、すごく野性味を感じるお肉の餃子でした。
下の写真のステーキは、オーロラツアー中、ホテルではなく、オーロラの下のテントでいただいた夕食。
お肉の上にかかっているソースはコーンとお豆の煮込み。
お豆の方はメープルシロップで煮込んであって、甘いです。
ステーキとお豆のメープルシロップ⁇
と思いましたが、実際に食べてみると、合う!
こういう出会いが旅の醍醐味だなあと実感した、思い出の味です。
秋のオーロラ鑑賞時の服装
今回のツアーで迷ったのが服装。
日本はまだ気温30度以上、カナダは秋で夜は0度くらいまでなると言われていたけれど、雪が降るほどではない…。
でも夜、屋外でオーロラを見ることになるわけだし…。
最終的に、上着はモッズコートにして、その下にコットンニットやカットソー、ヒートテックを着て、下はデニム、足元はUGGのムートンブーツを基本に、
寒かったらユニクロのウルトラライトダウンのベストと、デニムの下にレギンス、あとホッカイロを足すつもりでパッキングをしました。
写真を見返すと、同じツアーの方々は上はダウン、足元はスニーカーで、帽子やマフラー、手袋をしている方が多かったです。
私はモッズコートの前をあけて撮った写真も多いですが、手袋はあってよかったと思った記憶があります。
オーロラツアー
オーロラツアーは毎晩22:00頃、ホテルを出発して、イエローナイフ近郊のオーロラスポットを回り、02:00〜03:00頃ホテルに戻る形で行われます。
(ちなみに、昼間は11:00頃ブランチで、
夕食の18:00までは自由行動か、イエローナイフの博物館など、ちょっとした町の名所を回るツアーが1度企画されていました。)
添乗員さんによると、今回私たちのツアーを担当してくれた「オーロラワンダーランド ベックス&ケンネル」という現地ツアー会社さんは、とても良心的な会社だそうで、
まず、オーロラ鑑賞の際、オーロラが出そう、出ているという情報収集をして、柔軟にスポットを巡ってくれるオーロラハンティング方式の会社で(会社によっては、1つのスポットに留まってひたすらオーロラ出現を待つこともあるそう)、
現地スタッフが一眼レフで撮影した写真はすべてFacebookに掲載して、無料でダウンロードさせてくれる(ほとんどの会社は、写真のダウンロードすら有料)とのことで、
一晩に1時間近いドライブを何度かしつつ、素晴らしいオーロラ体験をさせてもらえました!
オーロラは緑色じゃない!
ツアー2日目(オーロラ鑑賞1日目)の夜は、ホテルから小一時間ドライブして、現地ツアー会社さんの保有する小屋へ。
オーロラが見える条件は3つ、
星が見えるほどに晴れていること
磁場が強いこと
太陽の活動が活発なこと
…だそうで、ホテルを出発する頃まで小雨がぱらついていて、オーロラがあまり期待できる天候ではないなあと、
小屋の中のソファでスープやスコーンの軽食を頂きながら、ちょっと眠気を感じていたところ、外から歓声が…
外に出てみると、ん?
オーロラは出ていないじゃん…と思ったのですが、いま頭上にオーロラ出ていますよとのこと。
上の写真は、緑色に映ったオーロラの写真をモノクロに加工して掲載しています。
肉眼で見るオーロラはこんな感じなのです!
え、雲じゃないの?と目を凝らすと、
空にかかった白いモヤの向こうに星が透けて見えて、しかもそのモヤが、何かのリズムに乗って揺らめいているよう…
これが雲とオーロラの見分け方だそうで、
最後は一眼レフカメラで空を撮って、モヤが緑色がかっていたらオーロラと判定します。
肉眼で見ると、オーロラは緑色じゃないんだ‼️
空には雲が残っていたけれど、だんだんオーロラの光が強くなって、こんなオーロラを見ることができました。
1日目から大満足で、朝方ホテルに戻って就寝です。
オーロラ大爆発
ツアー3日目(オーロラ鑑賞2日目)の夜は、「オーロラワンダーランド ベックス&ケンネル」のオーナーの私有地である「島」へ。
実際は陸続きの土地だそうですが、道路が続いていないため、船か、湖面が凍る時期は湖面の上を車で走ってしか辿り着けない土地なのだそう。
そのため、「島」と紹介されました。
町も遠く、街灯もない場所で、オーロラ鑑賞には絶好の場所。
先に紹介したメープルシロップで煮込んだお豆のソースでステーキをいただきながら、オーロラ出現を待ちます。
ほどなく、あっという間にテントの上はこんな空に。
肉眼でもオーロラの光が緑色がかって見えるほど、オーロラの光が強い日でした。
オーロラも1つだったり、2筋になったり、曲線を描いたり…
ツアーの皆さん全員、老若男女で大興奮。
現地のベックス&ケンネルのオーナーさんも、こんな強いオーロラはなかなか見れないよとおっしゃったくらいで、すごい光。
光が強くて、携帯のカメラでもオーロラの写真が撮れるほど。
左下の写真が携帯で撮ったもの、
右下がほぼ同じアングルから一眼レフで撮ったものです。
満月にも負けないオーロラ!
ピンクのオーロラ
オーロラの最高値のレベル5といわれる、
ピンクのオーロラも出現!
しかも湖面にオーロラが反射して、逆さオーロラに!
すごいすごいすごいとしか言葉が出てません…
オーロラに包まれた
ここまででも素晴らしいオーロラでしたが、
一番素晴らしかったのはこの後でした。
みんな大興奮、大満足で島からホテルに戻ろうと、バスの待つ陸地まで戻る船に乗り込んだところ、
またオーロラの光が強くなってきました。
そのうち船の真上にもオーロラが出現。
湖面にオーロラの光が反射して、オーロラに包まれているかのような感覚。
オーロラは肉眼では白く見えるので、世界が真っ白というか、光で満ち溢れています…
周りの歓声も聞こえなくなって、
でも何かすばらしい音楽、リズムに包まれているような、
そんな、今まで経験したことがないことのない感覚を味わいました。
語彙力、表現力がよくないと自覚しますが、
もしかしたら自分、死んでしまったのかもと思ったくらい、素晴らしい光景と不思議な感覚でした。
最終日も素晴らしかった
前日、オーロラ大爆発を経験したので、もう今晩は見れなくてもいいよね、
なんてツアーの皆さんと話しながら、ツアー4日目(オーロラ鑑賞3日目)の夜、ホテルを出発したところ、
ホテルを出てすぐ、バスの車窓から外を見ると、オーロラ発生中。
この日も道路標識の光にも負けない、帯のオーロラと出会えました!
スマホのカメラで撮っても、これくらい映る!
もうオーロラツアーには参加しないで(笑)
最終日、イエローナイフを発つ前に、現地の方々や添乗員さんからは、
もうどこに行っても今回のような素晴らしいオーロラには出会えないと思うので、
今後オーロラツアーには参加しないで、がっかりするだけだから、と冗談ぽく言われました。
それくらい、素晴らしいオーロラと出会えた旅でした!
ただいま
- ツアー代(食事代など込み) 17万円程度
- eTA(ビザ)代 600円程度
- てくてく度 🐾